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冬とビタミンD

長くて暑い夏が終わり、やっと秋が来たと思ったらすぐ冬になってしまいました。
この時期になると「洗濯物が乾かなくて大変」と感じている方もみえるかと思います。
でも、本当に大変なのは洗濯物ではなく、「骨」です。骨の材料のカルシウムの吸収にはビタミンDがとても大切です。そのビタミンDは太陽に当たることによって皮膚で作られるのです!
冬は日光によるエネルギー量が夏の半分になってしまうとのこと。そのため、1日に必要な最低限のビタミンDを日光だけで得ようとすると、晴れた日に顔と両手を出した状態で、7月の正午は3分30秒、12月では22分24秒(いずれも茨城県つくば市で計測)とのこと。7倍近くも時間が必要になります。
また、日光は幸せホルモンのセロトニンの分泌にも影響します。セロトニン不足は気分の落ち込み、意欲低下、怒りっぽくなったり、冬期うつにつながることもあります。
冬は日光を浴びられる時間も5時間近く短くなってしまうため、天気のいい日は、できるだけおひさまに当たりビタミンDとセロトニンが不足しないようにしましょう。
なかなか日光に当たれないときは、ビタミンDとセロトニンの両方に効果のある魚類の摂取をお勧めします。

[骨粗しょう症・スポーツ障害・認知症]
養老整形外科クリニック 【骨粗鬆症マネージャー】【水谷】